玄関の鍵が閉まらない時の対処方法
玄関の鍵が閉まらないとき、慌ててガチャガチャと鍵を回してしまうと、鍵が削れたり、錠が折れてしまうかもしれません。
ここでは、効果的な対処方法についてご紹介いたしますのでぜひお試しください。
原因が何なのかを探りましょう
玄関の鍵が閉まらない場合、まずはその原因がどの箇所にあるかを探ることが重要です。
鍵や鍵穴だけでなくドアや蝶番の不調が原因で閉まらないケースも少なくないため、玄関全体をくまなくチェックしてください。
見落としがちなのがデッドボルトと呼ばれる、鍵をかけたときにドアから突き出る部分です。
戸の枠に施された穴はストライクと呼ばれ、ここにデッドボルトがはまることで鍵がかかります。
しかし、長年使用しているとドアがゆがんでデッドボルトがストライクの位置からずれてしまい、結果として鍵がかからないという状況に陥ってしまうことが珍しくありません。
鍵が閉まらない多くの原因は、こうした部品同士のずれです。ずれを解消し、きっちり枠に収めることで修理出来ます。
原因に合わせた対処法を取りましょう
たとえば前述のストライクやデッドボルトに原因がある場合、ストライクを一旦外して調整し、デッドボルトがはまる位置に再度取り付けると問題が解決します。ストライクを取り外す際はしっかりとドアを開けた状態にして、ドライバーでネジを外していきます。外したネジは無くさないように管理してください。
また、デッドボルトがストライクにはまるものの、錠前の動きが悪くて鍵が閉まらない時。鍵穴に埃が溜まっている場合はパソコン用のエアダスターを使って鍵穴の中を綺麗にすると良いでしょう。またはデッドボルトのわずかな隙間に潤滑剤を吹いてみてください。鍵穴と違い、錠前部分にはクレ556といったスプレーも使用できます。(※鍵穴には鍵穴用を使ってください。)
しかし鍵は精密な機器であるため、知識や技術がない人が直そうとするとかえって状態を悪化させかねません。錠前とドアの枠とのずれが大きい場合には、戸の調整も必要になることでしょう。
特にシリンダーが壊れてしまっている場合は無理に触らず、鍵修理のプロへ電話することをおすすめします。